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市場シェアの上昇を目指す |
ヤフージャパン
売上高
8364億円
流通総額
1兆6946億円(ショッピング)
営業利益
1536億円
販売事業者数
39万9333(ショッピング)
品目数
2億点(ショッピング)
Yahoo!ショッピングは、かつてはネットショップを開店・開業するための初期費用が2万1000円、月額出店料が2万5000円かかり、また、商品が売れた際は、売り上げ手数料が1・7から6パーセントかかった。しかし、件の無料化への方針転換により、それらの費用がすべて無料となった。
無料化後、それまで約2万店だった店舗数が約8ヶ月で13・4万店に急増、日本最大規模のオンラインショッピングモールとなる。
商品点数は1億超で、無料化後に6割増となっている。また、流通総額10兆円、5000億円の広告収入が当面の目標の目安といわれる。
無料化は広告収入モデルへの転換
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無料化により参入障壁がゼロに |
この無料化については、ヤフーによる「参入障壁をゼロにするという究極的な規制緩和」であり、つまり、手数料を徴収するモデルから店舗数を増やし、各ネットショップから広告収入を徴収するというモデルに転換したと考えられている。
言い換えると、日本の商取引全体に対するネット通販の割合は3~4パーセントだが、ネットモール内の店舗を増やし、マーケット全体に占めるシェアを獲得する、規模の利益を追求するという方針だといえる。
すると、百貨店式の手数料モデルで運営する楽天市場、アマゾンに対して、広告収入モデルで対峙するYahoo!ショッピングという構図になる。
ヤフーがなにを考えているというと、社長の宮坂氏は「私が思うに、日本のEC市場の規模は60兆円までいく」と、今後のEC市場の発展の見通しを主張している。
無料化前の出店者の嘆き
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無料化後に出店者数は急増した |
Yahoo!ショッピングが無料化したことにより、無料化前から出店していた既存出店者の売り上げが半減したという声がある。
そのような事態が発生した背景については、Yahoo!ショッピングが手数料モデルから広告料金モデルに転換したためだといえる。
つまり、家電製品・衣料品他の一般的な商品であれオリジナル商品であれ、買い手の数が限られているのに対し、同じモール内で類似商品を扱う競合出店者が急増した結果だといえるだろう。
買い手と売り手の需給バランスが大事
つまり、ヤフーは、個々の店舗のケアを充実させるというミクロ的な方針よりも、店舗数を増やして規模の利益を獲得するというマクロ的な方針を優先させたといえる。
また、その結果として、主にコモディティ化した商品を販売する多くの既存店舗が割を食った形だ。
無料化により売り手が激増したのに対し、買い手をモールに導き、需給関係をバランスさせることができるのかどうか?
ベンチャー精神を失わないヤフー
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ヤフーの業績は堅実に推移 |
無料化への転換は、孫氏がアリババのジャック・マー氏の意見を聞いた上で決めたことだという。
それは、従来の日本企業が真似をすることが難しい選択だったのだと感じる。下手をすればEC市場における存在感を失い、また、いままで得ていた利益をすべて失うリスクのある選択であったからだ。
それでも挑戦したのは、相当の覚悟があったからだろうし、ヤフーが大企業病に陥らず、ベンチャー精神を発揮することができたためだといえる。じり貧の現状を継続するよりも、パラダイムの転換に挑戦したのだ。
ヤフーと各ネットショップの両方が繁栄していく未来
もっとも、その目的については、モール内の個々のネットショップの繁栄ではなく、ネットモール運営者としてのヤフーの繁栄が念頭に置かれているかもしれないということについては、留意しておくべきだろう。
今後、ヤフーはYahoo!ショッピング内で開店・開業したネットショップが商売していくために、いかに手厚くサポートしていってくれるのだろうか?
今後のサービスの展開に期待したいし、これから、ネットモール運営者としてのヤフーと各販売事業者の双方が成長・繁栄していけるのかどうか、その点にヤフーの力量が問われているといえるだろう。
Yahoo!ショッピングでネットショップを開業する場合のおすすめポイントは?
Yahoo!ショッピングでネットショップを開店・開業する場合のおすすめポイントは、無料化したことにより、ネットショップ開店へのハードルが低くなったことが挙げられる。つまり、今までは資金的な問題で躊躇していたケースが少なくなかったが、今後は、やる気や行動力により左右されていく部分が大きくなっていく可能性がある。
つまり、ネットショップを開業するための資金が限られている、あるいは、最初は費用をかけずにネットショップ開業にチャレンジしたいような場合は、無料化したYahoo!ショッピングへの出店がおすすめだといえる。
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